FC2ブログ
プロフィール

meteorliberty

Author:meteorliberty
オリジナルデザインによる、18禁ヌードフィギュアのガレージキットを製造・販売しているLIBERTY(リバティ)です。

LIBERTYメインHPへの
リンクはこちら


LIBERTY
ガレージキット&完成品
販売HPリンクはこちら


ブログ中の画像はクリックで拡大表示が出来ます。

 

                

 

アダルト美少女ゲーム通販

 

同人ダウンロード

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

 

巨乳ちゃんはビンカン~宮代鈴香~ ダウンロード販売

 

アダルトアニメチャンネル

リンク

本ページはリンクフリーです。

ブログ内検索

RSSフィード

FC2 Blog Ranking

          

LIBERTY(リバティ)アダルトフィギュア ガレージキット 情報ブログ liberty manga.anime nude figure
LIBERTY・オリジナル18禁アダルトフィギュア ガレージキットの、販売用完成品製作日記&原型製作進行を記していくブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

春日 恵理編  19 母と娘  その4

 郊外の静かなベッドタウンの一角に、白い洋風の家が建っていた。
 建物そのものは、二階建てのさほど大きくない標準的な一戸建てだったが、その周囲に、ぐるりと広い花畑が取り囲む様にあるのが特徴的だった。更に、その花畑の周囲を更に囲む塀は不相応に高く頑丈で、高い場所から見下ろさないと花畑を覗き込むことは出来なかった。そのため、近所に住んでいる住民も、その高い塀の内側に別世界のような美しい花園が広がっているのを知らない人が多い。

 そんな場違いな場所にある広い花畑の中で、一人の女性が熱心に草むしりをしている。 
 女性は野良着に帽子、手袋と長靴という完全装備で、腰をかがめて丁寧に雑草を抜き取っていく。
「ふう、、、、」
 あまり体力は無いのか、女性の手はたびたび止まり、休み休み作業を続ける。時間はまだ朝だが、初夏の日差しは既にまぶしく、温度も上がってきていた。
 にじみ始めた汗を拭いながら、女性は草むしりを続けている。
 と、そんな彼女の後ろにもう一人の女性が静かに近づいてくる。
 その女性は高校の学生服を着ており、腰まで伸びた長い髪をそよ風になびかせていた。

 恵理は、草むしりをしている女性に声をかけた。
「お母様。恵理が参りました。」
 女性は、はっとして顔を上げる。だぶだぶの野良着姿からは想像もつかない、美しい顔立ちがtちらりと覗く。
「まあ!恵理ちゃん、、、、。」
 恵理の母親である春日秋代は、思いがけない娘の来訪に、立ち上がって恵理の顔をまじまじと見つめる。
 彼女の背は恵理より低く小柄で、野良着で着膨れした姿は可愛らしく見える。帽子で隠れて顔はまだよく見えないが、大きく見開かれた眼は恵理よりむしろ幼い印象すら感じられた。
「お久しぶりです、お母様、、、、。お庭のお手入れですか?」
「ええ、ちょっと雑草がみっともないから、、、。」
「私も、お手伝いしましょう。」
 そう言うと、恵理は長い髪を根元からリボンで結んで纏め、しゃがみ込んで草むしりを始めた。
「えっ、そんな、いいですよ恵理ちゃんがそんな事しなくても、、、。」
「母のお手伝いをするのは、娘として当然の事ですよ。」
 秋代は当惑したが、恵理は草むしりを続ける。仕方なく秋代も草むしりを再開し、親子二人で手分けして黙々と花壇を整えていく。
 恵理の念動力を使えば雑草駆除など一瞬で出来る筈だったが、彼女はあえて一本一本手で引き抜くやり方を選んだ。
 それでも、恵理の作業スピードは秋代よりもはるかに速く、花畑の除草は直ぐに終わった。

 草むしりを終えた二人は、中庭から玄関に回って家の中に入った。
「ありがとう、恵理ちゃん。本当に助かったわ。、、、私、着替えてくるからちょっと待っててくださいね。」
 秋代はそう言うと廊下の奥の方に向かう。恵理は手前のドアを開けて居間に入る。
 こじんまりとした狭い部屋だったが、欧州製の木のテーブルや家具が品良く配置された、落ち着いた雰囲気の場所である。
 恵理が座るとほぼ同時に、部屋に初老の婦人が入ってきた。秋代の身の回りの世話をしている小間使いである。
「春日様、お飲み物はいかがいたしましょうか。」
「うむ、適当に任せる。」
 小間使いはうやうやしく一礼して、部屋を出て行く。 
 その数分後、着替えた秋代が居間に入ってきた。
 白いワンピースを着た彼女はさっきとはまるで別人だった。長く伸ばした美しい髪、柔らかに整った顔立ち、小柄で華奢な肢体、そして薄い布地に覆われた豊かな胸。
 彼女は、顔も体つきも子供を持つ母親とは思えないほど若く見えた。恵理と並んだ姿を見て、二人が親子だと思える者はほとんど居ないに違いない。秋代の方が背が低く表情も子供っぽいため、下手をすると秋代を恵理の妹と勘違いするかも知れない。
 恵理の母親であると同時に、小野寺雪枝の年の離れた姉でもある秋代は、ちょうど二人の中間の様な顔立ちをしている。大きく見開かれた眼はむしろ雪枝に似ていた。
「お母様、相変わらず若くお美しい、、、、。永遠の少女の様です。」
 恵理が素直に感想を言うと、秋代は顔を真っ赤にする。
「やっ、いやだわぁっ、お母さんをつかまえて少女だなんてっ、、、、。」
 顔に手を当てて、身をよじって恥ずかしがる仕草がやはり子供っぽい。彼女は年相応の世俗臭や人生経験を積んだ雰囲気というのがまるで感じられなかった。

「春日様、秋代様、お飲み物でございます。」
 盆に二つのティーカップを載せて部屋に入ってくる小間使い。部屋に心地よいハーブの香りが漂う。
「おお、これはいい香りだ。」
「あっ、恵理ちゃん、これはお家のお庭で育てたハーブで淹れたハーブティーなんですよ。お母さんの自信作なの。」
「そうなのですか。、、、お母様のハーブティー、有難く頂きます。」
 ティーカップを持ち、じっくりと香りを味わう恵理。
  一方、二人の会話を聞いていた小間使いが、秋代の方を見て言う。
「秋代様、、、。申し訳ございませんが、春日様の御前でございます。お言葉遣いにはお気をつけ下さいませ。」
 小間使いに言われ、秋代ははっとしてあわてて身を正す。
「はっ、御免なさい、私ったら、、、」
 秋代は背筋を延ばして恵理の方を向くと、緊張した仕草で深々と礼をする。
「し、失礼いたしました、春日様。本日はご機嫌麗しく、、、」
 あわてて配下の礼を取る秋代の滑稽なポーズが可笑しくて、思わず声を出して笑ってしまう恵理。
「ははは、、、。お母様、いいんですよ。以前のままで。いつもの様に恵理とお呼び捨てください。」
「、、、しかし、春日様、これは当家のしきたりでございます。実の母と言えども当主への忠誠を常に示さねばなりません。」
 小間使いが恵理の言葉に口を挟む。
「、、、、その当主がいいと言っておるのだ。お前はもう下がっても良い。」
 母に対する言葉遣いとはまるで違う、にべもない調子で小間使いを退ける恵理。白髪の目立つ老婆は一礼して部屋を出て行く。

「、、、お母様、お体の調子はいかがですか。見たところはお元気そうですが、、、。」
 小間使いが退出して少し緊張を解いた秋代に恵理が尋ねる。
「あ、はい、ここ最近はすごく調子がいいんですよ。一日じゅう起きていてもあまり疲れないし。お庭のお手入れも自分で出来るようになって、毎日すごく楽しいです。」
「そうですか、それは本当に良かった、、、。」
 生まれつき体の弱い秋代は、恵理を生んだ直後から体調を崩し、恵理が成長する間ほとんど寝たきりの生活を過ごしていた。体調が安定してようやく庭を歩ける様になったのは、ここ1年ほどの事である。
 そのため、彼女はほとんど外の世界を知ることなく、この家で長く小間使いと二人で過ごしていた。秋代に世俗臭が無く、まるで少女の様な無垢さを保っているのは、長く世間と隔絶した環境で時を過ごしていたからであろう。
「お元気なのはいいのですが、ご無理はなさらないでください。今日は朝から暑いですし。」
「大丈夫ですよ、お庭のお仕事は休み休みやってますから。、、、、いつも来ていただいているお医者様のお話だと、年をとって体質が変わって、からだが安定してきたとおっしゃってました。 このまま良くなれば、恵理ちゃんと一緒にどこかに出かけられるかも。」
「ほう、、、その時は、是非ふたりで一緒に旅行にでも行きたいですね。」
 嬉しそうに笑う母の顔を見て安堵する恵理。 彼女は秋代と会話しながら、自身の視覚を変化させて彼女の生体オーラを見ていたが、確かに輝きが以前より増して安定していた。快方に向かっているのは間違いない様だ。

「、、、、恵理ちゃん、お庭のお花畑はどうですか?けっこう種類も増えてきたと思うんだけど。」
 秋代は、居間のサッシから見える広い花畑を見て、恵理に感想を尋ねる。初夏の日差しを浴びて色とりどりの花が咲き乱れていた。
「ええ、素晴らしいです。花の絨毯を敷き詰めた様ですね。、、、、この花は、すべてお母様が植えたのですか?」
「ううん、半分以上は波江さんに植えてもらったんですけど。でも、最近はだいたい自分でやってるかな。」
 波江というのは、小間使いの老婆の事である。
「、、、お花の世話をして庭を歩くのは健康にもいいとお医者様にも薦められていますから。何よりも、こうやって毎日お花と触れ合うのが楽しいですよ。」
「お母様の作業姿も、やる気が満ち溢れていましたからね。」
 さっき見た秋代の野良着姿を思い出してくすりと笑う恵理。

「、、、でも、この花畑は、私よりもお兄様にお見せしたかったですね、、、。」
 恵理は、太陽を浴びて輝く花畑を見ながら、遠い目をしてつぶやく様に言う。
 お兄様という言葉を聞いて、秋代も目を伏せてしんみりした表情になる。
「、、、そうですね。隆志くんはお花の好きな子だったから、、、。」
 居間の壁には、古風な額縁にはめられた一枚の写真が張られていた。その写真には、まだあどけなさの残るやさしい顔をした少年の顔が映っている。
「後でこの庭の花を、お兄様の墓前に持っていって飾りたいですね。」
「、、、ええ、私も体の調子が良くなったら、お墓参りに行きたいです。」
 母と娘は、それぞれかけがえのない存在であったその少年の記憶に思いをはせる。

「、、、、ところで、お父様はこちらへは来られていないのですか?」
 突然、話題を変える恵理。彼女は母親の前では父親の貞光に対して敬語を使った。
「、、、いえ、特にあの人は、、、、。ここ1年くらいは顔を合わせていませんよ。」
 貞光の話題になると、秋代は少し表情を硬くする。
「、、、、あの、恵理ちゃん、、、、こう言うと叱られちゃうかも知れないけど、私、あの人はちょっと苦手で、、、、。怖い感じがしちゃうの。」
「、、、そうですか。ふむ、、、、、そう、かも知れませんね。」
 秋代の言葉に、納得したように頷く恵理。
「あの、恵理ちゃんにこういう事を言っていいのかどうか判らないんですけど、、。」
「構いませんよ。お母様が言いたい事をおっしゃって下さい。」
 優しい表情で、秋代に次の言葉を即す恵理。
 秋代は少し迷っていたが、やがて決心した様に話し始める。
「私、あの人と結婚はしたけど、好き同士で結ばれた訳じゃなかったの。家同士の取り決めで引き合わされて、、、、。私も病気で長く寝たきりだったし、貞光様も私の事は煩わしかったんじゃないか、って思うんですよね。だから、あの人とはあまりもう会わない方がいいのかなって。、、、、ごめんなさい、恵理ちゃんのお父様なのに、こんな事を言っちゃって。」
 秋代は、今まで話せなかった事を娘に話してしまい、やはり後悔の表情を見せたが、恵理は笑って首を横に降った。
「いえいえ、お話くださってありがとうございます。お母様のお気持ちは良く判りました。」
 恵理は秋代が望んだなら、昨日会った貞光に対して当主命令でこの家に来させるつもりだったのだが、秋代自身にその気が無いのを確認したので、それは取りやめた。

「、、、しかし、今のこの生活では、お母様は淋しくはないですか?ほとんど来客も無いでしょうし。」
「、、、、いえ、私はこの通りあまり動けないし、静かな方が好きですから、、、。恵理ちゃんや雪枝ちゃんとお電話でよくお話もしてますし、全然さみしくないですよ。」
「おお、そうですか。雪枝さんとも電話で、、、」
 雪枝の名前が出てきたので恵理は反応する。
「ええ、なんでも最近転校したみたいで。前の学校と違って外との通話が禁止じゃないので、けっこう良くお話してるんですよ。」
「そうですか。じゃあ、いつか雪枝さんもこちらに連れて来たいですね。ぜひ三人でお茶会をしましょう。」
 恵理は、幼い頃にこの家に来て、寝たきりの秋代のベッドの横でお話をしながら、雪枝とトランプ遊びをしていた時の事を思い出していた。秋代が起きられる様になった今、改めて三人でトランプ遊びをするのもいいな、と思った。
 


 恵理と秋代がK市郊外の別荘で会っていた日の夕方、明智頼子と母親の邦枝の母子二人が、蟻集市の繁華街の通りを楽しそうにお喋りしながら一緒に歩いていた。二人は通りかかった喫茶店に入る。
「、、、、さて、あたしは軽くコーヒーでいいかなぁ。頼子はどうする?好きなの頼んでいいよ。」
「そう?じゃあ、お母さんに甘えちゃおうかな。それじゃあ、、、。」
 メニューを見ながらパフェの類を物色する頼子。
「、、、、それにしても、大会が終わったばかりなのに熱心だねえ。四時過ぎまで練習なんて。」
 今日は土曜日だったのだが、頼子の所属するテニス部は精力的に練習を行っていた。盗撮事件のショックもすっかり薄れ、頼子も無心に練習に打ち込んでいた。
「うんっ。最近はテニスをするのが本当に楽しくて。もしかするとレギュラーになれるかも知れないって先生に言われて頑張ってるんだ。」
「へえ、一年生なのにすごいねぇ。あんたは子供の時から運動は得意だったけど。」
 娘の成長に目を細める邦枝。最近、頼子と邦枝はこうやって一週間に一度ほどは街で会って、母子の会話を交わす機会を作っていた。
「、、、、あんたの方は順調で何よりだよ。まあ、ウチの方もまあまあかね。店の売り上げもぼちぼちだし。信永もようやく仕事に慣れてきたんで、あたしもこうやってたまには外で一服出来る様になったし。」
「、、、あの、、、お兄ちゃんは、元気?」
 頼子は少し躊躇しながら実の兄の信永の事を聞く。 
「ああ、もちろん元気だよ。あいつは生まれてから風邪のひとつもひいた事が無いし。馬鹿で丈夫が取り柄だからねえ。」
「そ、そう、良かった。」
 今の頼子にとって、兄信永の事はあまり思い出したくはないが、どうしても断ちがたい心残りもあって、矛盾した感情がせめぎあっていた。

「、、、、あっ、そうだ。実は一昨日、妙さんのお母さんが妙さんに会いに来たんだけど、、、、。」
 頼子は話題を変えて、妙と妙の母親との再会の時の事を、邦枝に話して聞かせた。
 邦江は話の内容にかなり興味を示し、時おりふむふむと頷きながら聞いていた。
「ふーん、、、、、なるほど、京極さんのとこは今そういうご家庭なんだ。」
「お母さん、妙さんのお家の事を知ってるの?」 
  邦枝の言葉に、頼子はちょっと意外な顔をする。
「そりゃあ、京極さんと言えば、このあたりでも有名だからねえ。京極さんや藤堂さん辺りは、古くからあるこのへんの大地主の家だよ。」
「えっ、そうなんだ!知らなかった、、、、。」
 頼子はそんな話は初耳だったのでかなり驚いた。妙本人からはそういう事は一言も聞いていない。
「、、、京極さんの先代の頃は、地元でいろいろ事業をやっててあの家も賑やかだったんだけど、今の代のご主人は会社を都に移しちゃって地元にほとんど帰ってこないというのは聞いてたよ。そうか、一人娘さんだけあの家に残してたんだねえ。」
 頼子は、荒れ放題になっていた京極家の家の台所を思い出していた。妙があの家でい孤独な生活を強いられていたのが容易に想像がつく惨状だった。

「、、、、妙さん、あの家にいた時はすごく淋しそうだった。妙さんのお父さんとお母さんはひどいよね。子供を一人ぼっち残して、、。」
「うーん、そうだねえ、、、、。ただ、京極さんのご両親の仕事は良く知らないし、どうなんだろ、何とも言えないねぇ。」
 邦枝の今ひとつはっきりしない言葉に、少しむっとする頼子。
「えっ、お母さんは子供をひとりぼっちにしていてもいいと思うの?」
「いや、そうは言わないよ。娘さんは可哀相だと思うよ。、、、ただ、大人ってのは、仕事を家庭より優先させなきゃならない事だってあるんだよ。他人様はそれぞれ違う事情があるしね。頼子も、もう少し大人になったら判ると思うけど。」 
「そうなのかな、、、私は、そんなのは嫌だよ。」
 やはり納得のいかない頼子。
「、、、、あたしもさ、頼子や信永がちいさかった頃は店が忙しくて、あんたらの面倒をあまり見てやれなかったし。よその子が親に旅行や海水浴に連れてってもらってる時も、あたしは店にかかりっきりだったから。おまけにあんたらに店の手伝いまでさせたりしてさ。済まない事をしたと思ってるよ、今でも。」
「ええっ、それは、私は別に気にした事なんかないけど、、、。お店も大変だったし、お手伝いするのは当たり前で、、、。」
 邦枝が意外な事を言い出したので戸惑う頼子。彼女の経営する店は小さな大衆食堂だったが、頼子の父親でもある邦枝の夫は重い持病を抱え、今も病院で入院暮らしの状態である。
 夫が居ない中、数人の店員を従えて店を切り盛りする母邦枝の事を、頼子は悪く思った事はない。店の手伝いも自ら積極的にやっていた。
「あはは、お前は素直でいい子だからねえ。、、、でも、今の世の中で暮らしていくってのは大変なんだよ。家族水入らずでのんびり過ごせればいいんだけど、なかなかそうはいかないんだよね。」
「うーん、そうなのかな、、、、、。」
 邦枝は、人を恨む事を知らない性格の真っ直ぐな自分の娘を、目を細めて見る。あまりに真面目過ぎて心配な部分もあったが、出来ればこの素直な性格のまま成長させてやりたいと思っている。そういう点では、和哉が頼子を見守る立場と良く似ていた。



 頼子と邦枝が喫茶店で親子の語らいをしていた丁度その頃、和哉は蟻集市の市内を流れる川原にいた。堤防の土手の雑草の生えた斜面に携帯式の椅子を置き、そこに腰掛けて川に釣り糸を垂れている。
 和哉は、普段は妙達と過ごしたり遊郭などで女性達と賑やかに遊ぶ事が多いプレイボーイだったが、一方で無性に孤独になりたい時もあって、そういう時は良く一人で釣りに出かけていた。普段の彼からすれば、らしくない一面だった。
 初夏の長い昼が過ぎ、太陽の位置が下がって日の光が水面に強く反射する。和哉の視線の先にある釣りの浮きはなかなか動かなかった。
「今日は、調子がイマイチだなあ、、、。」
 一度竿を引いて針を引き上げ、別のポイントに投げ直す和哉。堤防の上の散歩道や斜面にはぽつぽつと人が居て、和哉と同様、思い思いに土曜日の午後をのんびり過ごしていた。

 和哉は釣り糸を垂れながら、ぼんやり実家の事を考える。
 彼は一人息子で、サラリーマンの両親と三人暮らしだった。子供の頃は父親の会社も順風で、狭いアパート暮らしながら家族は仲良く平凡に暮らしていた。
 しかし、会社の業績が悪化して父親がリストラされてから、家庭は崩壊していった。父は酒におぼれて和哉に暴力を振るう様になり、母親は良く判らない仕事についてなかなか帰って来なくなった。和哉自身、家には寄りつかなくなり、高校に進学する際、チャンスとばかりに、遠く離れた蟻集市の高校に逃げる様にやってきた。
 それ以来、和哉は両親のアパートには帰っていない。毎月送られてくる僅かな仕送りだけが、彼と親とのかすかな繋がりである。
”まあ、良くある話だよな、、、、”
 両親と離れて四年以上が過ぎ、和哉は以前の事が冷静に考えられる様にはなって来ていた。授業を受ける気も無い高校に留年して留まっていたのは、両親から仕送りをせびるための口実だったが、もうそれも必要なくなっていた。そろそろ高校も退学して、親からきっちり独立するべきなのだろう、と和哉は考えていた。

「釣りか、、、そういえば、道具は持っていたな。実際にやっているのを見るのは初めてだが。」
 後ろからの声に和哉が振り向くと、そこには学生服を着た長い髪の美少女が立っていた。
「恵理、、、。」
 和哉は突如背後に出現した恵理を、少し当惑気味に見つめる。気配はまったく感じられなかった。
「、、、、すまん、邪魔をしたかな。私の事は気にせず続けてくれ。」
「いや、別に邪魔という訳じゃないが、、、。」
 恵理は、静かに歩いて近づき、和哉の横の少し離れた場所に腰を下ろした。
「、、、、せっかくお前が来たんだから、どっかで一緒に飯でも食おうか?」
「いや、別に私の事は構わず、釣りを続けてくれ。」
「、、、そ、そうか。」
 恵理にそう言われて、仕方なく和哉は水面の浮きの方に視線を戻す。とは言うものの、彼女が横に居るのではやはり今ひとつ集中できない。こういう時の恵理は、和哉にとっても何をしでかすか判らない存在だった。
 
 数分間は水面を見ていたが、やはり気になって恵理の方を見る和哉。
「なあ、恵理、、、わっ!」
 恵理の方を向くと、彼女はじーっと穴が開くほど熱心に和哉の方を見つめていた。その視線と正面から目が合い、和哉はドキッとする。
「、、、どうしたのだ?」
「、、、何を見てるんだ?お前。」
「もちろん、和哉の事を見ているのだ。」
 視線をまったく和哉から外さずに答える恵理。その瞳はどんな人間でも引き込んでしまう魔性の魅力を湛えている。
「、、、俺の顔が、どうかしたか。」
「いや、惚れ惚れする美男子だと思ってな、、、。目の保養に見ているのだ。流石は私の選んだ男だ。」
 とんでもない事を真顔で言う恵理。流石の和哉も照れて赤くなってしまう。
「いや、お前、そりゃ、そのだなあ、、、」
 しどろもどろになる和哉を、それでもじっと見つめ続ける恵理。
「和哉、、、、」
「な、なんだ?」
 和哉を見つめ続けている恵理の眼に、妖しい光が混じる。
「すまん、前言撤回だ、、、。釣りの邪魔をしたい。」
 そう言うと、彼女はいきなり和哉の体に飛び掛り、首に手を回して唇を奪う。
「!、、、、、」
 もがく和哉にかまわず、強力な力で有無を言わせず彼を草の上に押し倒す恵理。和哉に満足な息もつかせず、激しく唇を吸い続ける恵理。
 彼女の奇襲に和哉は手から思わず釣竿を落としてしまうが、恵理は激しく唇を動かしながら、念動力で竿を拾い上げて空中で竿を折りたたみ、糸も巻いてきちんと収納状態にしてしまった。

 川原は和哉と恵理だけでなく、通行人や遊んでいる市民も居たので、彼らの視線が激しく絡み合う二人に集中する。
「お、おい、ちょっと、、、。」
 ようやく唇を僅かに離した和哉がやっとの思いで声を出す。
「ここじゃ、マズイぜ。人の居る真ん中だぜ、、、。」
「かまわん。見せておけばいいではないか。」
「いや、そりゃ流石に、、、」
 和哉に言われて、恵理は彼の首筋を舌で舐めながら、めんどくさそうに右手を宙に伸ばす。
 と、和哉達を見ていた通行人達が、突然二人を見失ったかの様にキョロキョロし始め、やがて向こうに去っていってしまった。
「、、、、?」
「今、周囲に不可視結界を張ったのだ。これで我々の姿は他人には見えない。安心して交われるぞ。」
「えっ、いや、そう言われても、、、、。」
 他人からは姿が見えないと言われても、開けっぴろげの川原のど真ん中ではやはり落ち着かない。周囲では相変わらず遊んでいる人の姿も見えている。
 そんな和哉の気分には構わず、彼の体を攻め続ける恵理。既に上着のボタンは外されて彼のたくましい胸筋が露出している。彼の乳首を舌と指で撫で回す恵理。
「おわっ!、、、、」

 体を震わせて反応する和哉の敏感な部分を攻めながら、恵理は左手で彼の股間をまさぐる。念動力で手も触れずにズボンのジッパーを下ろし、パンツも下ろして彼のたくましい一物を露出させる。
「ふふふ、体は正直だな。」
 既に大きくそそり立つ一物をうっとりと眺めた恵理は、優しくそれを両手で掴んで先端に口付けをし、舌と唇で包み込む。
「おっ、おおっ、、、。」
 快感に身をよじる和哉の体を押さえつける様に、体を逆向きにして覆いかぶさる恵理。和哉の顔の先に大きく脚を開いた恵理の股間が向かい合う状態となり、スカートがめくりあがって、純白のショーツに包まれたヒップと盛り上がった下腹部が露になっている。その盛り上がった部分が、少し濡れて染みになってるのが見えた。
 ひとしきり和哉の一物を嘗め回して満足した恵理は、口を使って器用にコンドームを一物にはめ、一旦身を起こしてから自分のショーツを脱ぎ捨て、和哉の上に馬乗りになって、彼の一物を自身の秘所に合わせて一気に自分の中に挿入する。
「和哉、行くぞ、、、。」
 恵理は、彼のものを挿入したまま激しく腰を動かす。
「おっ、おおっ、おあっ!、、、、」
 自らの一物を激しい刺激にさらされて悶える和哉。恵理の腰の動きは激しくしかも巧みで、膣の締まりも彼女は自在にコントロール出来るため、和哉に他の女とは比較にならない快感をもたらした。
 腰を動かしながら、恵理は顔を歪めて喘ぎ声をあげる和哉の表情をうっとりと眺めている。
「和哉、悶えるお前の顔も、また素敵だぞ、、。」
 彼女自身は、通常時ではどんな性的快感を感じても頭脳は冷静なままなので、セックス中でも自身は我を失う事は無く平静そのものである。
「うあっ、あっ、ああっ、アッ!、、、、」
 和哉は恵理の責めに翻弄された挙句、耐え切れずに射精する。

 恵理は、ゆっくりと腰を上げて和哉と繋がっていた部分を外して、そこに付いていたコンドームを取る。
 そして、それを持ち上げて夕日にかざして眺めた後、中に溜まった液ごと、自身の口の中に、いとおしそうに含んだ。


 
ーーーーー 母と娘 終





 先週掲載予定だった完成品の製作が少し遅れ気味なので、先に「母と娘」の最終回をUPしました。
 今回は恵理の母親が登場しますが、実は彼女の年齢は29才で、外見上は十代に見えるという設定です。年齢の計算が合わない様に見えますが、そこは秘密。
 恵理の実の母親ではあるものの、生まれてからの育児などはほとんど行っていないため、母親らしさがまったく無いという設定。恵理とは別の意味で浮世離れしたキャラクターです。
 外見的にはかなりの美女というイメージなので、いずれはフィギュア化を考えたいと思っています。

スポンサーサイト
[PR]


テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://libertyfig.blog71.fc2.com/tb.php/289-b337f530
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。