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LIBERTY・オリジナル18禁アダルトフィギュア ガレージキットの、販売用完成品製作日記&原型製作進行を記していくブログです。
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春日 恵理編  20 初恋の人  その1

 ここは廃墟となった無人の町。並んでいる家々は、どれも壁や窓が崩れて屋根も無くなっていたりとひどい有様で、道路には瓦礫や壊れた車などが散乱している。が、それらの様子はどこか不自然で、映画のセットの様なつくられた感じにも見える。

 そんな廃墟の町の中を歩いている一人の男。その男は迷彩服と防弾ベストに身を固め、ヘルメットとゴーグル、マスクをしていて顔は見えない。手には箱型のシルエットをした自動小銃を持ち、まさに完全武装した兵士の風体である。
「、、、、、、、、」
 男は立ち止まって辺りを見回すと、何かの気配を感じたのかすっと物陰に隠れる。
 すると、道の向こう側から、数体の巨大な犬の様な、異様な姿の獣が現れる。ヘルハウンド型と分類される異獣である。異獣としては小型の部類だが、群れで襲ってくると武装していない人間ではひとたまりも無い。
 犬型異獣は、周囲を警戒しながら男の潜む通りに入ってくる。まだ男には気づいていない様だ。
 男はタイミングを待ち、異獣が十分射程に入ったと判断した所で遮蔽物から身を乗り出し、戦闘の異獣に向けて自動小銃をバースト射撃で撃つ。
 ドドドッ!とモーター音の様な射撃音が鳴り、異獣の首の辺りに黄色いペイント弾の弾着が付く。すると、何故か痙攣した様に倒れる異獣。
 男は続けて後方の二頭にもバースト射撃。やはり急所にペイント弾が命中し、同様に倒れる異獣。集団の後方にもう一頭いた異獣は走って男に襲いかかろうとするが、男に顔面を打たれて倒れる。今度は致命傷判定ではないのか異獣が起き上がろうとするが、男は素早く近づいて急所の首筋の辺りにペイント弾を打ち込む。静かになって動かなくなる異獣。
「ふう、、、」
 男は一息つくが、直ぐに自動小銃の弾倉を交換して次のポイントに向かう。

 男が向かったのは、廃墟の集落の外れに立っていたやぐらの様な建物。
 彼はやぐらに付いている梯子を勢い良く上る。五メートルほどの高さの頂上に上ると、そこには何故かスコープ付きの狙撃銃が立てかけてあった。
 男は自動小銃を肩から下ろすと、手馴れた動作で狙撃銃を構える。スコープを使って周囲を見回すと、遠方の茂みの中にサーベルタイガー型の異獣が潜んでいるのを発見する。
「居たな、、、。」
 男は、狙いを定めると異獣を遠距離から狙撃する。スコープ越しに異獣の後頭部にペイント弾が見事に着弾するのが見え、サーベルタイガー型異獣はばったり倒れた。
 男は休むまもなくスコープで次の獲物を探す。彼は的確に異獣の姿を捉え、次々に狙撃銃で獲物を始末していく。
 十頭ほど異獣を狙撃した後、更に民家の影にもう一頭の異獣を発見する。男はそれも迷い無く狙撃するが、異獣が急に動いて弾が外れてしまう。
「ちっ。」
 男は軽く舌打ちするが、冷静にその付近を見回して逃げた異獣を探す。ほどなく近くの木陰に隠れていた異獣を発見し、今度は確実に急所を仕留めた。
 更に男は探索を続けたが、周囲に異獣の姿が見当たらなかったため、再度自動小銃に持ち替え、やぐらを降りて次のポイントに向かった。

 その後も、男は崩壊した建物のあちこちに配置されていた銃器や弾薬を活用し、廃墟にうろついている異獣を的確に倒していった。彼の銃の操作や身のこなしは見事なもので、体力、運動神経とも常人以上に見えた。射撃の精度も目を見張るものがあり、的確に異獣の急所を捉え、弾が外れる事は少なかった。

 危なげなく順当に異獣を倒して進んでいた男だったが、道に面した林の奥から、突如十頭ほどのヘルハウンド型異獣の群れが出現する。
「!」
 恐ろしい唸りを上げて男に襲いかかる異獣の群れ。彼は咄嗟に自動小銃をフルオートに切り替え、群れに向かって弾をばら撒く様に撃つ。
 ギュワアアッ!!耳障りな悲鳴を上げて数頭の異獣が倒れるが、逃れた異獣の一頭がジャンプして男に飛びかかる。咄嗟に銃尻で異獣を殴り、怯んだ隙に逃げる男。
 近くの建物の外壁にある外側階段に駆け上がって退避しようとする男。しかし、異獣の群れも彼を追って階段の口に殺到する。
 男は、胸に着けていた手榴弾を外し、安全ピンを外してその群れに投げ込んだ。ドン!と破裂音がして黄色いペイントが辺りにばら撒かれる。ペイントを体に浴びて黄色く染まった異獣は死亡判定となり、地面に転がる。なお数頭残っていたが、男は冷静にバースト射撃でそれらの異獣も沈黙させる。

 男が外階段を駆け上がると、そこは屋根が壊れてほとんど無くなっている倉庫の二階だった。僅かに残った壁を背に身を潜めて下の様子を覗く。数頭の異獣が周囲をうろついているのを発見し、二階から自動小銃で狙ってそれを仕留めた。
「、、、、、、、、」
 周囲が静かになったので、男は身を起こして辺りを見回す。異獣の姿は発見出来なかった。
「、、、、これで、終わりか?」
 男は構えた自動小銃を下げて、とりあえずこの場所から降りようとした。
「ゴゥワッ!!」
 突如、鋭い唸り声を上げて、巨大な猿の様な怪物が二階に飛び込んできた。
「むっ!」
 人間以上の背丈のある猿型異獣は鋭い牙を剥き出しにして吼え、男に向かって突進する。咄嗟に自動小銃を構えなおして異獣の胸に弾丸を撃ち込む。が、異獣は止まらない!異獣は長い腕を男に振り下ろす。彼はからくもそれを避けるが、二階の上では逃げ場が少ない。 捕まれたら一巻の終わりである。
「くっ、、、」
 男は、さっき見た時に倉庫の床にグレネードランチャーが置いてあったのを思い出した。咄嗟に見回すと、外側階段の近くにあるのを見つける。
 男は牽制に自動小銃を異獣に撃つ。鎧の様な剛毛が銃弾のダメージを吸収する設定になっていたが、多少怯む程度の時間は稼げた。男は素早く異獣の脇をすり抜け、グレネードランチャーを拾って巨大な異獣の胴体めがけて発射する。ドンッ!!激しい爆発音が響き、胴体がまっ黄色に染まる。
 グレネードを受け、よろよろと歩く異獣、、。しかし、まだ死亡判定にはならず、なお男に襲いかかろうとする。男はグレネードを再装填して、今度は頭部にぶっ放す。流石にこれがとどめの一撃となり、猿型異獣は轟音を響かせて床に倒れこむ。


『エントリー四番、牧野 和哉さま。試験終了です。、、、おめでとうございます!あなたは中級試験を見事最終パートまでクリアーしました!、、、お迎えの車がそちらに向かいますので、それにご搭乗いただいて、試験場本部の方にお戻りください。』
 廃墟の町に、どこかにあるスピーカーからアナウンスの声が響く。
「ふう、、、、やれやれ。これで終わりか。」
 男は、マスクとゴーグルを外し、ヘルメットも脱いで一息つく。汗びっしょりになった髪をかきあげたのは、アナウンスの言う通り、牧野和哉その人である。
 和哉は、ヘルメットやグレネードランチャーなどの装備を近くの壁に立て掛けて置き、外側階段を下りて道路に下りる。と、丁度AI運転の無人の小型オープンカーが手前の道路に来ていた。オープンカーに乗り、町の外れの方に移動していく和哉。
 見ると、さっき和哉がペイント弾で倒した異獣が何事も無かった様に起き上がり、町の外に走り去っていく。今まで和哉と戦っていた異獣はすべて精巧なロボットであり、訓練用にプログラムされて敵役を演じていたのであった。

 廃墟の住宅地に見せかけた訓練場のフィールドを抜けると、訓練場を管理する四角いコンクリートの建物が見えてくる。
 この野外訓練場は蟻集市の郊外にある山のふもとに作られた市街地戦闘訓練用のフィールドで、数km四方の広大な規模のものである。これだけのものを、飛燕機関所属の民間軍事訓練会社は自社で保有していた。対異獣の防衛ビジネスの需要がどれだけ多くあるのかが実感できる、豪華な施設だった。

 和哉の乗ったオープンカーは管理ビルの中庭に入り、数十人の役員や係員などが集まっている場所の手前で止まった。車から降りる和哉。
すると、役員の集団の中にいた佐藤インストラクターが、興奮気味に駆け寄ってくる。
「素晴らしい、牧野さん!モニターであなたの活躍する様子は見ていましたよ!まさに完璧な戦いぶりで、文句の付けようがございません。、、、中級試験は合格です!おそらく当訓練場で最高得点が出るものと思われます。素晴らしい!」
「そうですか!ありがとうございます。」
 和哉は教育係の担当者にそう言われて表情を明るくする。佐藤インストラクターはよほど感激したのか、和哉に握手を求めてきた。周囲にいる他の人達からも拍手が送られる。
「いやー、わずか40日あまりの教習でここまで技術を習得されるとは、、、。あなたはまさに天才ですよ。本当に素晴らしい!これほど短期間で中級試験をクリアーされた方はいらっしゃいません。あなたは素晴らしい!」
「そ、そうですか、、、。佐藤さんの指導のお陰です。本当にありがとうございます。」
 和哉は佐藤インストラクターに褒めちぎられて、逆にちょっと戸惑っていた。彼自身としてはさほど苦労した印象も無く試験をクリアーしてしまったので、今ひとつ実感が持てなかった。

 なおも和哉の技量を褒めちぎる佐藤の勢いに押されながら話を聞いていると、役員の集団の中から一人の禿げた中年の男が歩み寄り、握手を求めてきた。
「やあ、和哉さん、おめでとうございます。試験の様子は拝見させていただきました。」
「はい、ありがとうございます。」
「貴方の教習所での好成績は聞いております。この成績なら、問題なく飛燕機関の警備員として採用出来るでしょう。いや、貴方のような人材は是非わが社に欲しい。」
 禿げた恰幅のいい中年男はいきなり和哉をスカウトする様な事を言ってきた。突然の事で戸惑う和哉。
「えっ、それは、、、本当ですか?」
「勿論です。、、、ああ、申し遅れましたが、私は飛燕機関のA市支部で人事担当をやっております吉野原と申します。よろしくご検討をお願いしたいのですが、、。」
 そう言って和哉に名詞を渡す中年の男。
「そうですか、、、判りました。ぜひ前向きに考えたいと思います!」
 和哉は、まだあまり実感がないままだったが、彼にとっては非常に嬉しい申し出だった。和哉は中年の男にむけて姿勢を正して、深々と礼を返した。  



 郊外の訓連用フィールドで行われた中級試験は午前中に終わったので、和哉はバイクで市内の邸宅に帰宅した。居間の時計を見ると、十二時を少し回った所である。
 中級試験をあまりにあっさりクリアーしたので、和哉はむしろ拍子抜けした感じが強かった。もっと長く厳しいものだと想像していたのだが。
 そう言えば、自分でも不思議なほど銃器の扱いにスムーズに慣れていったのを和哉は思い出す。今回の廃墟を模したフィールドでの戦闘も、不良時代に敵対するグループと乱闘騒ぎをやった時よりむしろ気楽ですらあった。
”俺って、意外と才能あるのかなあ、、、”
佐藤インストラクターから盛んに天才と褒められて、さすがに和哉も悪い気はしなかった。
 更に、あの吉野原という男の言った事も、和哉にとっては思いがけない朗報だった。彼はあの時受け取った名詞を眺める。
 和哉は警備員への採用の話を聞いて、自身の学歴の無さを危惧してその点を吉野原に聞いたのだが、彼はその点は問題ないと言ってくれた。学歴より実力がモノを言う職場だという事だった。

 どうも話がトントン拍子に進みすぎて信じがたい気分だったが、就職の件が上手くいけば、恵理のヒモの様な生活から脱却出来るかも知れない。しかし、、、
「恵理と妙が承知するか、だなあ。」
 もっとも気がかりなのはその点だった。
 ただ、まあ、今のところは良い気分に浸ってもいいだろう。基本的に楽観主義者である和哉は、上機嫌で鼻歌を歌いながらラフな外出着に着替えなおす。


 昼食がまだだった和哉は、外食で済まそうととりあえず外に出る。
「久々に、邦枝さんの店にでも行くか。」
 なんとなく試験合格の事を誰かに話したい気分でもあったので、和哉は、頼子の母親である邦枝の経営する大衆食堂に足を向ける。
 と、十分ほど歩いていると、目の前に真新しいファミレスがオープンしているのが見えた。以前通った時は何か建設中の様子だったが、最近完成したらしい。看板を見ると、{スプリングサンズ}と英字で書かれていた。この辺でははじめて見る系列の店だ。
「ふーむ、ファミレスねえ、、、。」
 和哉が何気なく店内を覗くと、きらびやかな衣装に身をまとった美しいウェイトレスの姿が見えた。胸元などの露出もなかなか高い。
「、、、、、、、、」
 気がつくと、和哉はその店の入り口をくぐっていた。
”こめん、邦枝さん、、、” 和哉は内心で肝っ玉母さんの邦枝に謝る。 

「いらっしゃいませ、お一人でしょうか。」
「ああ。一人だ。」
「では、こちらのお席へ、、、、。」
 フリルの多い装飾性の高い制服を着たウェイトレスに案内されて、開いている席に座る和哉。
「それでは、ご注文がお決まりでしたらお呼び下さい。」
 ウェイトレスは一礼して去っていく。
 そのウェイトレスは信じられないほどの美人で、和哉も一瞬心を奪われたが、彼の女性に対する鋭い観察力は、彼女がアンドロイドである事をすぐに見抜いた。
 この店のアンドロイドは街で良く見かけるタイプとは異なり、間接の部分に分割線の様な物が見られずより人間に近い姿を持っていたが、それでも生身の人間との質感の差は明らかだった。
”なんだ、ここもアンドロイド店員なのか、、、、”
 和哉は少し失望する。2060年代には社会のさまざまな場所で人間型のアンドロイドがかなり普及していた。最近は店員の大半がアンドロイドという店すらある。
 性的な用途に使われるアンドロイドの需要も大きく、一大産業に成長しつつあったが、和哉自身はアンドロイドの女性には無関心だった。

 やはり邦枝の店に行けば良かったと、軽く後悔しながらメニューをパラパラとめくっていると、店の奥からガシャーン!とグラスの割れる音が聞こえてきた。
「はわわっ、ごめんなさい~。」
「津軽さん、またですか、、、。」
 ウェイトレス同士の声が聞こえ、後片付けをする物音も混じる。
 ドジな店員もいるもんだ、、、と苦笑する和哉。しかし、考えてみるとアンドロイドの店員がそんなミスをするはずが無い。人間の店員もいるという事を示していた。
 和哉は注文を決め、店員を呼ぶ呼び鈴を押す。
「ああっ、お客さんが呼んでるっ」
「ここは私が片付けますから、津軽さん早く、、、」 
 二人の会話は和哉には丸聞こえだった。やがて、どたばたと焦った感じで、さっきとは別のウェイトレスが和哉のテーブルにやってくる。

「おっ、おおまたせして申し訳ございませんっ。ごご注文の方は、、、、」
 ろれつが上手く回らない感じで和哉に注文を伺うウェイトレス。その様子に思わず噴き出してしまう和哉。
 しかし、よく見ると彼女は凄い美人で、さっきのアンドロイド店員に勝る美しさだった。背丈は160cm後半くらいでスタイルも良く、長い髪が美しい。何より開いた胸元から飛び出す様にそそり立つ大きな胸は圧巻だった。
「ほお、、、、」
 思わず注文を忘れてウェイトレスに見惚れる和哉。あまりに美しいので彼女もアンドロイドかと疑ったが、皮膚の質感も髪の柔らかさも明らかに人間のそれだった。
「あ、あの、ご注文は、、、、」
 和哉に見つめられて戸惑うウェイトレス。顔が少し赤くなっている。
「ああ、すまん。カレーライス、大盛りで。」
 あまり気の利いたメニューを選べない和哉は、単純な品を注文した。 
「はっ、はい、カレーライス大盛り、、、、」
 ウェイトレスは、持っていた携帯端末に注文の品を入力する。 
「、、、、、、、、、」
 と、そのウェイトレスは、何故か和哉の前に立ったまま、食い入る様に彼の顔を見つめている。
「、、、、、、、、」
「?、、、何か。」
 怪訝に思った和哉は、自分をじっと見ていたウェイトレスに問いかける。
「、、、あっ、ああのっ、、、」
 何か言いたそうに口をもごもごさせるウェイトレス。
「津軽さん、お願しまーす」
「、、、、は、はいっ、すすみませんっ、、」
 他の店員に呼ばれ、ウェイトレスはあわてて厨房の方に走っていく。その動作がいささか危なっかしい。
「、、、はて、、、、?」
 その仕草を見て、和哉はどこか既視感があるのを感じて首をひねる。彼女と、どこかで会った事があるのだろうか?
 
 和哉はそのウェイトレスともう一度話をしたかったが、その後は何故かその彼女は和哉の前に姿を見せず、注文のカレーライスを持ってきたのはアンドロイドの店員の方だった。食事を済ませると、和哉は一旦諦めて、今日のところはそのまま店を出る事にした。



「はぁ、今日は怒られてばっかしだったなぁ、、、」
 スプリングサンズのウェイトレス店員である津軽梨佳は、勤務時間の午後三時を終えて、帰宅の途につきながらうなだれていた。
 今日割った皿やコップは計五個。あまりに食器を壊す上に、注文を取ってる時にぼんやり客を見ていたのが店長にばれてしまい、その後に事務室で大目玉を食らっていたのであった。
 梨佳は、途中で適当にパック物の弁当を買い、そのままアパートに帰宅する。
 狭い部屋の中は女性にしては乱雑で、読みかけの漫画本やスナック菓子の袋などがあちこちに散らばっている。
 梨佳は玄関で靴を乱雑に脱ぎ捨てると、バッグや弁当を放り投げてベッドの上に身を投げ出した。
「ふう、、、、、」
 数分間、そのままベッドに顔をうずめて少し休んだ後、彼女は身を起こして上着やスカートを脱ぐ。ストッキングも脱いで下着姿となり、ブラも外して上からだぶだぶのTシャツを着た。ラフすぎる格好だったが、一人暮らしの彼女は部屋ではいつもこの姿だった。

 梨佳は、TVの近くの棚に山積みになっているビデオカードの山から適当な映像ソフトを抜き出し、パッケージから映像が記録されたカードを抜き出して再生機に差し込む。軽めのマーチ風の主題曲が流れて、アニメ作品のビデオが始まる。
 内容は美少年達が活躍する、いわゆる腐女子モノだった。梨佳は美少年物のアニメや漫画が大好きで、部屋はその類のグッズやポスター類で埋め尽くされている。
「、、、、、、、、」
 梨佳はTVの前でそのアニメをぼーっと見ていたが、あまり内容には入り込んでいなかった。いつもなら、お気に入りのキャラが登場すると一人できゃあきゃあ騒いでやかましく見ているのだが、今日は心ここにあらず、という感じである。
 梨佳は、直ぐにそのビデオ再生を止めてしまい、再びベッドにごろんと転がる。

「牧野君だよね、あの人、、、、間違いなく。」
 梨佳は、ベッドに転がったままそう呟く。
 彼女の方は、忘れていなかった。昼間店で会った彼は、確かに三年の時クラスメートだった牧野和哉その人である。二年前とはかなり雰囲気が違っていたが、あの端正な顔立ちと、背の高いスタイルの良い体格は間違いなく彼だった。
 二年前、蟻集高校の生徒だった梨佳は、当時も三年だった和哉と同クラスで、当時はまだ授業にも多少は出席していた和哉の事を良く見ていた。
 当時は和哉は取り巻きの不良を従えて校内をうろついていて、気の弱い梨佳は近づくことさえ出来ない雰囲気だった。しかし、本人自身は意外と気さくで男女生徒ともに結構人気があり、良く一般生徒とも話をしている姿が見られた。時おり見せるやさしい笑顔に梨佳は何度もキュンと胸を締め付けられる思いがした。
 
 梨佳は1年間和哉を遠くから眺め続け、けっこう本気で恋心を抱いていたが、結局は告白するどころか一言も話しかける事すら出来ず、高校卒業後は見かける機会さえ無かった。
「まさか、今日になって出会えるなんて、、、、」
 梨佳は、再会した和哉の顔を思い出すと、胸の高鳴りを抑える事が出来なかった。昨日会った和哉は不良時代の怖そうな雰囲気は無く、さっぱりした衣服をスマートに着こなして都会的な印象があった。元々ハンサムだった顔立ちも、梨佳の脳内妄想も手伝って以前よりはるかに美男子に感じられた。
「あぁ、、、、」
 梨佳は、和哉の顔と広くたくましい肩を思い出すと、動悸がどんどん激しくなってきた。思わずベッドの傍らに置いてあるアニメの美少年キャラの抱き枕をぎゅっと抱きしめる梨佳。
「ああっ、あっ、、、、」
 彼女の妄想は止まる事を知らず、ついにショーツの中に右手を伸ばして自らの秘所を弄び始める。そして、左手はTシャツの下から手を突っ込み、ノーブラの乳房を掴んだ。
「ああっ、牧野君っ、ああっ、私っ、駄目、、、、」
 いつもはお気に入りの美少年キャラ相手に妄想オナニーをしていた梨佳だったが、今回は和哉が相手だった。以前想っていた相手だけあって、彼女の体はいつもより激しく燃えた。
「ああんっ、あんっ、あっ、、、」
 遂にショーツを脱ぎ捨てて下半身をさらけ出してしまう梨佳。Tシャツもはだけで大きな乳房が丸出しになっている。
「ああんんっ、牧野君っ、牧野君っ、やあっ、あんっ、ああっ、、、、」
 秘所を刺激する右手の動きはどんどん激しくなり、梨佳は体をのけぞらせて快感に浸る。体を揺する度に、大きく尖った乳房がぶるんぶるん揺れる。
「あんっ、あっ、ああっ!あああっ!!」
 自慰行為の果てに、体を弓なりの様にして衝天する梨佳。
 股間をぐしょくしょに濡らし、放心状態になった彼女は、太股をだらしなく開いたまま興奮した体を休める。

「ん、、、、、、」
 興奮状態から落ち着いた梨佳は、身を起こして濡れた股間をティッシュで拭う。
「牧野君、、、、、あ、、、」
 さっき絶頂に達したばかりなのに、彼女は再び自らの乳房を揉み始める。今日の彼女は、まだ快感に浸り足りなかった。
 梨佳は、剥き出しの下半身を晒したまま立ち上がると、左手は乳房を揉んだままベッドの下の方を右手でごそごそかき回す。乱雑な物入れから出てきたのは、オナニー用の小型ローターだった。
 彼女はベッドに腰掛けると、脚を開いてローターを股間に押し付ける。
「ああっ!あっ、あっ、あっ、、、」
 ローターの刺激に再び体を仰け反らせる梨佳。
 彼女は、買ってきたパック弁当を食べるのも忘れて、延々と自慰行為に耽り続けた。
 



ーーーーーーーーー 続く 





「ケイオス・アース」小説、春日恵理編の新章その1です。
 今回は、新ヒロイン津軽梨佳の登場回。彼女は昨年LIBERTYフィギュアで発売した同名キャラと同一人物です。
フィギュアでは長い髪のスレンダーな美人という姿ですが、見た目とは大幅にギャップのある性格になっています。今回はさわりだけですが、彼女の真髄は三話以降に発揮されます。


IMG_0563.jpg


 なお、今回の章は予定ではその10まで続き、現在その9を執筆している最中です。今まで、ブログには章全部を書き上げた後で掲載していたのですが、今回は長編となったので最後まで書き上げない状態で掲載となりました。
 文庫本換算で総ページ数が200ページ程度の分量となると思います。薄い文庫本一冊程度。
 ラブコメ、お笑い、進路問題?、そして後半は激しい戦闘シーンが描かれる予定です。その代わりエロ要素がかなり少なめになってしまったので、そちらを楽しみにされている方はご容赦を。

 
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