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LIBERTY・オリジナル18禁アダルトフィギュア ガレージキットの、販売用完成品製作日記&原型製作進行を記していくブログです。
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春日 恵理編  24  初恋の人  その5

「どうした?妙。元気が無いんじゃないか?」
「、、、、、、、、、、」
 和哉の問いに、妙は答えず横を向いてしまう。
「、、、、、、どうかしたのか。」
「、、、、、、、、、、」
 相変わらず、無言。
 仕方なく、席を外して一階の居間から三階のリビングルームの方に退散する和哉。
 こういう場合は、すこし距離を置いて様子を見るのが彼のやり方だった。今の和哉は、女性に対して無理に問い詰めたり怒ったりする事は滅多に無い。

 和哉が剣道部の稽古を終えて帰ってきた時から、妙の様子はおかしかった。掃除や夕飯の準備はいつも通りやっていたが、ほとんど口を開こうとしない。和哉とも頼子ともほとんど会話を交わさなかった。
 和哉は、自分と梨佳が会っているのが妙にばれているとは思いもよらなかったので、彼女の不機嫌の原因は飛燕機関の警備員への就職の件だと考えていた。
 なるべく妙と離れ離れにはならない様にする、とは言ったものの、妙にとってはやはり不安なのだろう。実際、調べた限りではやはり警備員の仕事は多忙かつ不規則で、和哉がその仕事につけば、妙と一緒に居られる時間が大幅に減るのは間違い無さそうだった。
”警備員の件は諦めるしかないのかな、、、、”
和哉はそうも考えるが、やはりこの家でただぶらぶらしているのでは甲斐が無さ過ぎた。
”まあ、焦っても仕方が無いんだけどな、、、”
 煮え切らない気分で、モニターに映した銃撃戦の資料映像を眺めている和哉。


 夜も更け、和哉が二階の自室に戻って、シャワーを浴びてからテーブル脇の椅子に座って一杯やってくつろいでいると、パジャマ姿の頼子が入って来た。
「おう、頼子。」
「お兄ちゃん、、、、ちょっと話したい事があるんですけど、いいでしょうか。」
 頼子は、和哉の向かい側に座って話を切り出す。話題はやはり妙の事だった。
「私、あれから妙さんとぎくしゃくしちゃって、、、。あんまり会話も出来ていないし、どうしようかなって。」
 一昨日和哉の件で二人が言い争ってから、頼子と妙はまだ仲直り出来ていなかった。普段はほとんど口論などはない仲の良い二人なだけに、こういう場合はどうしていいか判らず、頼子は戸惑っている様だった。
「私、、、、ちょっと強く言い過ぎたのかな。お兄ちゃんは、私が悪かったと思いますか?」
「いや、、、お前は別に悪くないと思うよ。正直、頼子が言ってくれた事は、俺は嬉しかったし。、、、、ただ、まあ、妙の気持ちも判る。考え方の違いってやつで、どっちが正しいとも言えない。」
「そうですか、、、、。」
 和哉は、立ち上がって頼子の横に行き、肩をぽんと叩いてやる。
「、、、、、今回の事は、俺と妙の問題だから、頼子は気にするなよ。ちゃんとあいつと話し合うから、なっ?」
「はっ、はい、お願いしますっ。」
 まだ不安は拭えないものの、少し笑いを取り戻す頼子。  

「、、、、、まあ、それは置いといてだな、そろそろ、、、、。」
 和哉は、そう言って頼子の背後に回って肩を抱く。
「、、、、もー、お兄ちゃんったらー、こっちは真面目な話をしてるのにー。」
「ああいう時は、少しほっといて落ち着いてから話した方がいいんだよ。お前も少し落ち着け。」
「、、、そうかなあ、、、、やんっ。」
 和哉の手が、頼子の肩から胸に回る。手馴れた手つきでパジャマの前のボタンを外し、隙間から手を突っ込む。
「あんっ、あ、、、、、」
 乳房を弄られて吐息を漏らす頼子。さっきまでのもやもやした気分が快感で吹き飛んでしまう。
 更に大きくパジャマの前を開けて、頼子の形の良い乳房を露出させる和哉。両手で丹念に彼女の乳房をもみしだく。
「あっ、あっ、、、、お兄ちゃん、また明かりをつけたままで、、、。」
 相変わらず、裸を直に見られるのを恥ずかしがる頼子。和哉は苦笑してテーブルの上のリモコンを拾い、部屋の照明をぼんやり見える程度に調整する。 
「これでいいか?」
「う、うん、、、、」
 薄い照明の中、和哉は頼子を抱き上げてベッドに運ぶ。実は、和哉は常人よりも暗闇に強く、この程度の照明でも頼子の裸がけっこう見えているのだが、彼女には秘密だった。
 ベッドに頼子をうつぶせに寝かせてから、彼女の腰を抱える様にして高く持ち上げ、パジャマ下をするりと脱がせる和哉。頼子の白く盛り上がったヒップが、薄明かりの下で妖しく映える。そのままショーツも脱がせ、下半身を全裸にする。和哉の目の前に突き出された無防備な頼子の下半身が凄まじくエロい。
「あっ、あの、この体勢は、ちょっと、、、、。」
「頼子、このまま後ろから、するぞ。」
「えっ、ちょっと、恥ずかしい、、、、、」
「暗いから大丈夫だよ。」
 頼子のあられもないポーズを、見えていないふりをしてじっくり観察しながら、コンドームを取り出して避妊する和哉。
 再度彼女の腰を両腕で抱え、腰の位置を合わせて優しく挿入する。
「ああっ!あっ、、、、」
 頼子が相手の場合、娼婦のサエコと違って非常に敏感なため、和哉はゆっくりと静かに腰を動かす。それでも彼女は激しく感じて悶えた。
「あっ、あっ、ああっ、あんっ、んんっ、、、、、」
 ベッドに顔を埋めて快感に喘ぐ頼子の横顔を見ながら、和哉は白く柔らかいヒップを撫でつつ、彼女との交わりをゆっくりと愉しんだ。



 翌朝、H市から十数キロほど離れた郊外の山間部近くの上空を、二機の自衛隊の攻撃ヘリコプターが飛んでいた。春日退魔師衆から受けた要請による異獣探索である。
 山間部は霧に覆われてなかなか近づく事が出来ず、少し上空から攻撃ヘリは探索を行っていた。
 すると、機体後部の監視カメラに、黒い多数の点が映ったのをガンナーが確認する。蝙蝠型異獣の群れだ。数十体は居るだろうか。
「居たぞ。けっこう数が多いな、、、、。攻撃を開始する!」
 攻撃ヘリは機首を群れの方向に向け、空中で炸裂するタイプのロケット弾を発射する。見事群れの中央で爆発し、数頭の異獣が落ちてゆく。
 逃げまどう異獣に対し、今度は機首の機関砲を打ちまくる攻撃ヘリ。しかし、蝙蝠型異獣の飛び方はひらひらとランダムに方向転換し、なかなか照準が定まらない。
「くそっ、自動照準が追いつかん、、、、。数も多すぎるぞっ。」
 それでも機関砲は何体かの異獣を倒したが、とても全ては駆除しきれない。回避運動をしつつ攻撃を繰り返すが、直ぐに弾薬が尽きてしまった。

「ここは一旦退却する!もっと多くの部隊で攻撃せねば、、、、」
 僚機に撤退を伝え、退避しようとする攻撃ヘリ。
 すると、その僚機に向かって、何か巨大な影が高速で近づき、次の瞬間、その機体が突如、”く”の字にへし折れて、石のように落下するのが見えた。
「なっ、何だッ?!」
 何が起こったのか理解できない攻撃ヘリのガンナーとパイロットの眼前に、巨大な悪魔の様な怪物の姿が見えた。
 次の瞬間、激しい振動が二人を襲う。ガンナーとパイロットは鼓膜が破れ、耳から血を吹き出して気絶する。
 更にその直後には、機体全体が凄まじい風圧を受け、僚機と同様に機体全体がグシャリと紙細工の様にねじ曲がって潰され、地面に向かって墜落していった、、、。




 その日は、妙は授業に集中できずに、窓の外を見ながらあれこれ考えてばかりいた。そして頻繁にため息をつく。
”こういうのは、やだなぁ、、、、、”
 和哉が巡回警備員になるという話もまだ不安が残っていたが、昨日和哉と会っていたあの女性の事も気になる。
 いつもの軽い遊び相手ならむしろ妙は安堵したのだが、昨日見ていた感じではそういう風でも無かったのだ。遠目にも、あの女性は和哉と居るのを心底喜んでいた様に見えたし、美帆子の話では、彼女は本気で和哉に惚れているのではないかと言う。

  正午となり、午前中の授業が終わって昼休みとなる。妙は弁当を持っていつも美帆子や空と待ち合わせている場所に向かう。
「妙ちゃーんっ。こっちだよっ。」
 校庭の脇に置かれているベンチの一つを確保した美帆子が、手を振って呼んでいる。
 疲れた表情をした妙は、美帆子の横に腰を下ろすと、少し身体を倒して頼る様に背の高い美帆子の肩に頭を寄せた。
「美帆子ちゃん、ちょっと肩、かしてね、、、、」
 妙の様な小柄な美少女が大好きな美帆子は、顔を赤くしてはしゃいで喜ぶ。
「わっ、妙ちゃんっ、ダイタン、、、。へへへ、私の胸で好きなだけお泣き~。」
 美帆子は、妙を抱き寄せて胸の前でぎゅっと抱きしめる。彼女の巨乳に顔を突っ込んでしまう妙。
「ふがっ、美帆子ちゃんっ、、、、、いきができないよっ。」
 慌てて身体を引き離す妙。
「、、、、美帆子、またオヤジモードになってるわよ。」
 呆れた目でそんな美帆子を見る空。しかし、直ぐに真顔になって妙の方を見る。
「、、、心配事がおありの様ですね。やはり問題はその女性ですか。」
「えっ、、、、、まあ、それだけじゃないけど、やっぱり、そのひとのことはきになるかな。」
 空は、昨日の和哉と女性の密会の件は、美帆子から既に聞いている。
「、、、、よろしければ、私がその女性と話して牧野先輩の事を諦める様に説得しましょうか?京極先輩ご自身ではお話ししにくいでしょうし。」
「えっ、それは、、、」
 空の申し出に少し戸惑う妙。
「そーだ。それがいいよっ。私も一緒に行って、いざとなったらぶん殴って、、」
「そんなことしたらかわいそうだよ。」
「美帆子は黙ってて。、、、どうでしょうか。任せていただければ私がやりますよ。」
「うーん、、、、。」
 確かに、悪い話ではないと妙も考える。口下手な自分では相手を説得出来そうにないが、空の話術をもってすればその女性に付き合いを止めさせる事は出来るかもしれない。しかし、、、。
「、、、、、ごめんなさい。それはまだはやいかも、って思うの。そのひとのこともよくわからないし、、、。もうすこしかんがえてみるよ。」
 とりあえず、様子を見る事にする妙。
「そうですか、判りました。何かあったら気軽に相談してくださいね。」
「うんっ、ありがと、空さん、美帆子ちゃん。」
 二人の気遣いに心から感謝する妙。彼女たちは和哉や頼子と違ってあくまで親しい友人として付き合ってくれているので、こういう場合の相談事では非常に頼れるありがたい存在だった。



 スプリングサンズに出勤した朝から、梨佳は和哉と会う時の事で頭が一杯だった。始終ボーっとしていて、同僚の巴に注意されたり呆れられたりしつつ午前中を過ごす。
 正午を過ぎた頃、梨佳の期待を裏切らず、白馬の王子様はやって来た。跳ね上がる様に身を起こして、和哉に駆け寄る梨佳。
「いらっしゃいませ~、牧野くんっ。お席はこちらでございますぅ~。」
 口上も滑らかに和哉を出迎え、空いている席に誘導する。
「、、、、いつもラーメンでは何だなあ。何かお勧めのメニューはある?」
「ええと~、それでは、この山菜ハンバーグなんかはいかがでしょうか。」
「おう、じゃあそれで。、、、あと三時にいつもの場所でな。」
「、、、、はいっ!、、、それでは、ごゆっくりどうぞっ。」
 いつものオドオドした接客とは見違える様な滑らかさで会話を交わす梨佳。彼女はだいぶ和哉と打ち解けて来ていた。 

 勤務時間終了後、私服に着替えた梨佳はいつもの喫茶店に向かう。窓際の席から手を振る和哉。
 今日は喫茶店は早めに出て、繁華街を二人でぶらぶら歩くコースとなった。デート慣れした和哉のエスコートは巧みで、それまでデートなどした事の無かった梨佳は天国の様な気分を味わっていた。アミューズメントセンターで遊んだり、ウィンドウショッピングを楽しんだり、おやつを買って二人で食べたり、、、、、。
 時間の関係で大した事は出来なかったが、梨佳は些細な事でも大喜びしてはしゃいでくれる。和哉はそんな梨佳を見ていてなんとも微笑ましく、自分の方が癒される気分だった。
 以前の不良時代の和哉なら、梨佳の様なタイプの娘はめんどくさくて敬遠していた気もするが、最近は彼女の様な”すれてない”娘と付き合っている方が居心地が良くなっていた。妙や頼子と過ごすうちに、自分も変わっていっているのだと和哉は思う。

 、、、、そんないい雰囲気で二人が歩いていると、通りかかったゲームショップのウィンドウに、大きな新作ソフトのポスターが張ってあるのが見えた。
「ああっ!!『戦国テンペスト壱弐 奥州の戦い』のポスターだっ!このバージョンは初めて見るな~。九戸政実様、ステキ、、、、、」
 突如、腐女子トーク全開で大声で独り言を言ってしまう梨佳。
「えっ、何?お前は戦国武将なんかに興味があるのか?渋い趣味だなー。」
 その手のオタク文化にはとことん疎い和哉が勘違いする。
「あわわわわっ!?いいいえっ、ちちちがいますっっ!!ななんでもないです、、、、、、、」
 我に返った梨佳は、あわてて必死に前言を打ち消す。

 そんな感じで軽いデートを楽しんでいると、直ぐに時間は過ぎ去ってしまい、あっという間に午後6時となった。和哉は今日の剣道の稽古をすっぽかしてしまっていたが、あまりに梨佳が楽しそうだったので、そのまま付き合っていたのである。
「、、、、さて、今日はそろそろかな。」
「えっ、、、はっ、はい、、、。」
 あからさまに名残惜しそうな顔をする梨佳。
「、、、、いつか、休みの日に時間を取ってゆっくり遊ぼうぜ。」
 恵理、妙、頼子という存在がありながら、そういう事を自分から言ってしまう和哉。天性の浮気体質である。
「、、、ああのっ、牧野君っ、、、、。」
「なんだ?」
 梨佳は、勇気を振り絞って言う。
「て、手を、、、、組んでも、いいでしょうかっ。」
「うん?ああ、いいよ。」
 梨佳にとってはとてつもなく勇気がいる行動だったが、和哉にとっては考えるまでもない事である。
「ああああありがとうございますっっ、でっ、ででわ、、、、、、」
 梨佳は目をつぶって一大決心をすると、和哉の腕に凄い勢いでしがみつく。勢い余って、彼女のボリュームのある胸が和哉の腕にぎゅっと強く押し付けられる。
”この娘は、引っ込み思案なのか大胆なのか、、、”
 魅惑的な柔らかい感触を楽しみながら、和哉はそう考える。
 初夏の遅い夕焼けが、和哉の肩に寄りかかる梨佳の頬を照らしていた。



 和哉と梨佳がデートを楽しんでいた頃、恵理と藤堂は、H市郊外で自衛隊の攻撃ヘリが墜落した現場に来ていた。
「ふむ、、、、、極めて強い風圧で、機体が捻じ曲げられて破壊している様だな。」
 恵理は、攻撃ヘリの残骸を肉眼で一瞥して言う。その程度の分析は、彼女にとっては造作も無い事である。
「二機は、三十秒程度の間隔で相次いで通信が途絶えました。回避する間もなくあっという間に撃墜された様です。」
 自衛隊の技官らしき男が恵理に説明する。
「、、、、、現場周辺には十体ほどの蝙蝠型異獣の死体が散乱していましたので、異獣の群れと交戦したのは確かだと思われます。」
「ふむ、、、、しかし、通常の蝙蝠型異獣は爪や牙による肉体的な攻撃しか出来ない筈。この様な機体の破壊が出来るとは考えにくいな、、、。」
「、、、、、すると、蝙蝠型異獣以外の敵がいた、という事なんでしょうか。」
 恵理の話を聞いていた藤堂が言う。
「そうだな、、、、、、。通常の肉体による攻撃ではないのは確かだと思う。あるいは群れに魔獣が混じっているのかも知れん。」
「魔獣、ですか、、、、。確かに、蝙蝠型異獣では攻撃ヘリの装甲を破るのは難しいと思いますね。」
 自衛隊の技官も首を捻る。

 攻撃ヘリの残骸の前で議論していた三人に、一人の自衛官がプリントされた書類らしき物を持って走ってくる。
「ご要望があったパイロットのカルテをお持ちいたしました。四人分です。」
「、、、、ご苦労。」
 恵理は、自衛官から手渡されたカルテのプリントを見る。
「、、、ふむ、一人は死亡、三人は全身打撲で重症か、、、、。」
「打撲の原因は墜落時の衝撃によるものだと思います。攻撃ヘリのコクピットはバスタブ型装甲で防御されていますから、三人はなんとか一命を取り留めたのでしょう。」
 技官が補足説明する。
「む、全員の鼓膜が破れて内耳まで損傷しているのか。脳髄にもダメージがある様だな。これについては何か判っているのか?」
「いえ、そこまでは、、、、まだ調査は進んでおりませんので。」
「ふむ、、、」
 恵理は、乱雑に書かれたカルテの文章やレントゲン画像を見ながら少し考え込む。
「、、、これは、おそらく超音波攻撃だな。」
「超音波?」
 恵理の言葉に、藤堂が返す。
「うむ、多分、、、な。超音波でパイロットを気絶させてから凄まじい強風でヘリを叩き落したのか。もう少し分析が必要だが、、、、。いずれにせよ、蝙蝠型異獣以外の相手である事は間違いないと思う。」
「未知の異獣、ないし魔獣ですか。やっかいですな、、、。」
 技官は腕組みをして唸る。もし魔獣相手となると、通常とは異なる特殊装備が必要となるが、この地区の自衛隊は対魔獣用の装備が不足していた。
「、、、、それについては、私が方面部隊指揮官とも協議しよう。もし魔獣であれば、我々退魔師衆が対処する。、、、藤堂、行くぞ。」
「はいっ。春日様。」
 足早に現場を後にする恵理と藤堂。




「はぁ、、、、、。」
 和哉と別れてアパートに帰った梨佳は、TVもつけずにため息ばかりついていた。夕食のコンビニ弁当も半分くらいしか喉に通らない。
 恋煩い、という症状だった。別れてからも和哉の顔が頭から離れない。
「また、明日まで待つのかぁ、、、、長いなぁ、、、、、。」
 部屋の隅で、両膝を抱えて丸くなって孤独に耐える梨佳。しかし、それは長く持たなかった。
「、、、、、、、、」
 梨佳はむくりと起き上がると、何かに憑かれた様に急いで上着を着る。そして、既に日が暮れて暗くなった外に飛び出した。


 一方、夕食が終わった牧野邸では、居間で和哉、妙、頼子の三人がそれぞれくつろいでいた。
 相変わらず妙はへそを曲げて二人とはあまり話していない。ただ、それほど落ち込んでいるという風でもなかった。
「あれ、洗濯物をしまい忘れてた。」
 居間のサッシから見える物干し竿に、シャツが一枚だけ残っていたのを妙が見つける。
「ああ、俺が取り込んでくるよ。」
「いいよっ、わたしがいく。」
 和哉を制して、サッシを開けて外に出る妙。

 サンダルを履いて洗濯物に近づき、物干し竿から外す妙。
 その時、塀の生垣の所に黒い人影がガサガサと動いたのが見える。
「?、、、、、、」
 何事かと思った妙は、そのまま庭に隣接する車庫スペースから回り込み、一旦道路に出てそのまま玄関の方向に歩いていく。
 見ると、玄関の近くの生垣の所に、やはり黒い影が。
”おんなのひと?、、、、、、”
 その影は、長い髪を持つしゃがんだ女性の様だった。彼女は、牧野邸の方向から隠れているつもりで、しゃがんだままコソコソと移動し、時おり首を伸ばして生垣の内側の様子を覗いている。しかし、彼女の背後にいる妙にはまったく気づいていないらしい。
”なに?あのひと”
 彼女の仕草はどうも落ち着きがなく小刻みに常に身体を動かしていて、どう見ても不審人物である。しかし、その動きは思わず笑ってしまうほど滑稽だった。

 しかし、妙には何故かその女性に見覚えがあった。妙は自身の記憶を辿ってみたが、直ぐにある人物が思い浮かぶ。
”まさか、あの時の、、、、、、”
 妙は、意を決してその女性に声をかけた。
「あ、あのっ、あなた、ここでなにをしてるんですか。」
「ひいいっ!!」
 いきなり声をかけられて、驚いた猫の様に飛び上がる女性。
 正面を見ると、やはり妙が昨日見た、和哉と一緒に居た女性ーーー梨佳であった。
「あああっ、ああのそのあのあのっ、ごごごめんなさいっっ!!」
 激しく動揺して、ひどくどもりながら謝る梨佳。
「あのー、ここは、牧野のうちですが、なにか、ごようですか?」
 和哉と居た女性だと確信し、詰問する様に言う妙。
 しかし、牧野という名前を聞いて、表情が明るくなる梨佳。
「ああっ、ややっぱりここが、、、、。牧野君の、お家なんですよねっ。」
「はい、そうですよ。」
「ええと、、、、牧野君は、いらっしゃいますか?」
 妙を家族の者と思ったらしく、和哉の事を聞いてくる。
「和哉くんに、なにか。」
 怪しい人物を見る目つきで無感情な口調で応じる妙。
「えええと、それは、そのぉ、、、、、。とくに、用事は無いんですけど、、、ちょっと会いたいな、って、、、。」
「あなたは、どなたさまでしょうか。」
「あっ、わわわたしは、津軽梨佳と言いますっ。つがる、りか。津軽は津軽三味線の津軽で、、、、」
 和哉に会った時と同様、自分の名前の書き方を解説しようとする梨佳。彼女の癖らしかったがどうにも話が進まない。

「なまえのかきかたはどうでもいいです。和哉くんとどういうごかんけいなんですかっ。」 
 梨佳の要領の得ない会話にイライラしてきた妙は、本題に入ろうとする。
「えええっ、そっそそそ、それはっ、そののの、、、、」
 同級生です、などの当たり障りの無い返答が咄嗟に出ず、窮してしまう梨佳。代わりに話題を逸らす事を思いつく。それが致命傷となった。
「あのあのあのっ、、、あなたは、そのっ、牧野君の、妹さんですか?」
 ”妹”と見られた事に、ぶちっと切れる妙。
「わっ、わたしは、いもうとじゃないですっ!、、、、、、和哉くんの、こいびとですっ!!」
「えっ、えええっ!!、、、、、、、、、」
 妙の言葉に、絶句する梨佳。
 呆然として立ちすくむ梨佳に、それを敵意むき出して睨みつける妙。両者は玄関前の道路で、向かい合って立ち尽くしている。
 と、その玄関のドアが開いて、中から和哉が顔を出す。
「、、、、ああ、妙、そこに居たのか。遅いからどうしたのかと、、、、、あれ?」

 和哉が見ると、そこには涙をぼろぼろと流す梨佳が立っていた。
「ううううううう、、、、うぐっ、うぐっ、ひっ、ひっく、、、、」
「、、、、津軽、さん?、、、、」
「ごごごご、ごめんなさいいっ、、、、。こいびどがいるっで、ざいじょに言われでだのに、言われでだのに、、、、。おうぢまでおじがげじゃっで、ごべんだざじ、、、、」
 最後の方は、言葉としてはほとんど聞き取れなかった。
「うぐっ、うわわわわーんんんっ!!!」
 大声で泣き叫びながら、歩道を走り去って行く梨佳。
「つっ、津軽さんっ、ちょっと、、、、」
 和哉は慌てて梨佳の後を追おうとしたが、その腕をむんずと捕まえて止める妙。 
「、、、どこいくの、和哉くん、、、、」
「いや、ちょっと、、、うっ、、、」
 振り向いた和哉は、般若の様な凄まじい怒りの表情の妙に恐怖する。
「あのこのこと、たあっぷりきかせてもらいたいよ、、、、くわしく、すごくくわしく、ね。」

 魔獣も逃げ出しそうなドスの利いた声に、和哉は戦慄した。



ーーーーーーーーーーー 続く

 「初恋の人」第五回です。
 ラブコメ的展開はついに浮気の発覚となり佳境に入った所で、一方の恵理のエピソードの方に場面が切り替わっていく展開となります。日常と戦闘が交差する第二期ウルトラのよーな構成。
 次回からはラブコメ話は一時休止で、一気に戦闘パートになっていきます。恵理の大活躍にご期待ください。


  


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